飲んでも大丈夫?賞味期限が切れたプロテインはどんな影響があるの?

飲んでも大丈夫?賞味期限が切れたプロテインはどんな影響があるの?

筋トレからダイエットまで幅広く活用される健康栄養食のプロテイン。良質なタンパク質を摂取するのに最適なプロテインですが、食品である以上は賞味期限が存在します。もしも、賞味期限が切れたプロテインを摂取した場合どんな影響があるのか?今回はそれについてお話します。


意外と知らないプロテインの賞味期限

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プロテインは動物や植物から摂れた良質のタンパク質を粉末状にした健康栄養食品です。薬剤とは違って、食品のカテゴリにあたるプロテインに賞味期限があることを知らない人は意外に多いのです。このプロテインの賞味期限についてお話ししましょう。

プロテインの特長

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体作りや栄養補給の手段として用いられるプロテインですが、トレーニング以外にも様々な利用方法があるのです。それではここで、あまり知られていないプロテインの特長についてご説明したいと思います。

プロテインとは?

そもそもプロテインとは、英語で「protein」と表記し、タンパク質そのものを指す言葉なのです。植物や動物から摂れた良質のタンパク質を抽出して粉末状にしたものに、ビタミンやアミノ酸などを配合したものが製品化されたプロテインなのです。

プロテインは薬品などと思われがちですが、健康栄養食品や健康補助食品に指定されているため、プロテインはれっきとした食品なのです。

プロテインの種類

プロテインの原料であるタンパク質には肉や魚などから摂れる動物性と大豆や豆類から摂れる植物性の2種類があります。それと同じように牛乳を原料にしたカゼイン、ホエイに、大豆を原料にしたソイの3種類のプロテインがあります。

それぞれのプロテインには違う性質や特徴を持ち、主に消化吸収やプロテインに含まれるタンパク質や脂質などの成分の含有量と言った差別化が図られています。

プロテインの摂取方法

一般的なプロテインはパウダー状になって販売されています。主に水や牛乳などのドリンクに混ぜて飲料として摂取したり、食品の中に混ぜて食事と一緒に摂取する方法があります。

プロテインのほとんどが粉末状のパウダーなので、そのまま口に入れて摂取するのは難しく、液体に混ぜて流し込む方が水分補給も兼ねて効率的だと考えられます。

プロテインを摂取する時の注意点

プロテインは、食事だけでは摂るのが難しいタンパク質などの栄養素を効率良く摂取するのに最適な方法ですが、いくつかの注意点があります。簡単にタンパク質を摂ることができる一方、タンパク質の過剰摂取による悪影響も考えられるのです。

プロテインの種類にもよりますが、豊富なタンパク質には脂質も含まれており、過剰摂取による肥満の恐れあります。また、必要以上に摂取されたタンパク質は体外に排出され、体臭などの原因にもなりやすいのです。

プロテインの効果

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良質なタンパク質を豊富に含むプロテインはトレーニングに最適な補助食品とされています。一体プロテインの何が作用して効果が現れるのか、ぼんやりとした形でしか知らない人も多いのではないでしょうか?それでは次に、プロテインの効果について解説しましょう。

筋肉を増加させる効果がある

プロテインが筋トレに効果があると言われる理由の一つに、筋肉を増加させる効果があると言う点が挙げられます。

タンパク質は体の皮膚や髪、肉や骨や筋繊維を作るために必要な栄養素です。良質なタンパク質を摂取することで新しい肉や筋肉細胞を作り出し、以前より強い筋肉を生み出していきます。トレーニングによって筋肉の張替えが行われ、良質のタンパク質が強靭な筋肉を作り出すとされているのです。

乳酸を抑え疲れを軽減させる

運動の際には、筋肉の中に貯蔵されている糖質=グリコーゲンなどが消費されてエネルギー源となります。エネルギーとなるグリコーゲンは、分解されて乳酸へと変化する性質を持ち、その分解の過程で発生する物質が疲労の一因と考えられています。

このように「乳酸の生成を抑えることが疲労の原因物質を抑え、間接的に疲労を軽減させる」と言うことが考えられます。さらにプロテインに含まれるBCAAなどの必須アミノ酸には、乳酸の生成を抑える働きがあると言われており、疲労の抑制に有効とされています。

これら必須アミノ酸の肉体疲労やダメージの回復を促す効果を合わせ、プロテインに配合されている栄養素には「疲労抑制」に繋がるものだと考えられています。

美容や健康の維持に役立つ

タンパク質は体の健康な皮膚などの細胞や組織を作るのに必要な栄養素です。良質なタンパク質は肌の代謝=ターンオーバーの促進を補助し、美容や健康の維持に役立てられます。

プロテインには肌の美容に良いとされるビタミンやアミノ酸も含まれています。植物性プロテインのソイは大豆由来の成分であるイソフラボンを豊富に含み、女性ホルモンの分泌を促して美肌を保つ効果も期待されています。

ストレスを軽減させる効果がある

プロテインは牛乳を原料としたカゼイン、ホエイの2種類があります。牛乳には幸せホルモンと呼ばれるセロトニンをを合成するトリプトファンが含まれており、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」を生成するカルシウムが含まれています。

プロテインを摂取することでこれらの成分が抗ストレス成分を生み出し、ストレスを軽減させる効果が期待できるのです。

プロテインの賞味期限について

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食品には安全に口にすることができる賞味期限と言うものが定められており、健康補助食品であるプロテインにももちろん設定されています。一般的な賞味期限切れの食品は品質の劣化が起こり、健康面での影響が懸念されています。賞味期限が切れたプロテインにはどのような影響があるのでしょうか?

未開封の場合の賞味期限

プロテインが入っている容器や保管の状況などにもよりますが、未開封状態なら賞味期限が1年ほど過ぎても品質の状態に変化はないと言われています。ただし、プロテインに配合されている成分によっては酸化による味や効力の劣化などの品質の低下も考慮すべきでしょう。

開封済みの場合の賞味期限

未開封に対し開封済みの場合は、空気に触れることで中身の酸化や菌の繁殖なども十分に考えられます。季節や保管場所によってはカビなどが生える場合もあり、高温多湿な環境に置かれたものは腐る場合も考えられます。

正しい保存方法

本来なら使い切るのが一番確実な方法ではありますが、プロテインのほとんどはキロ単位での大量購入となるでしょう。その場合は、毎日の使用で少なくとも開封状態であることが考えられます。

前述のようにプロテインなどの食品の天敵は高温多湿によるカビや腐食などが挙げられます。熱や光の届かない湿気の少ない場所に保管することが重要です。封を開けた場合は密封できる容器に移し替え、使用する分を小分けにしておくのも効果的です。

プロテインが賞味期限切れにより受ける影響

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食品の安全や品質が保証されている期限が賞味期限です。賞味期限を過ぎた食品を口にした場合は何かしらの影響があることも考えなければなりません。プロテインの賞味期限切れによる受ける影響とは何かを調べてみました。

味の風味が損なわれる

プロテインを開封したことによって、空気に触れてしまうのを避けることはできません。中身が空気に触れることによって酸化が進み、風味が損なわれてしまうことも十分に考えられます。

脂質を含むものはプロテインの効果にも影響が出る

プロテインの成分にはタンパク質以外にも脂質を豊富に含み、高カロリーな製品も数多く存在します。脂質に含まれる不飽和脂肪酸は酸化に弱く、酸化によって「脂質酸化生成物」が発生し、毒性を含む成分が体への影響やプロテインの風味を損なうなどの危険性が高まります。

筋肥大や体を大きくすることを目的としたカロリーの高いプロテインほど脂質は多く、また、味を調えるために脂質の含有量が高くなっているものもあります。長期保管の際には成分表などを確認し、十分に注意することを心がけましょう。

酸化してビタミン、ミネラルに影響がある

プロテインが酸化することで、含まれるビタミンやミネラルの栄養素が破壊される可能性も高まります。

これらの栄養素は酸化することで活性を失い、本来の栄養の効力を得られないと言う影響が考えられます。ビタミンには体内に摂取することで同様の栄養が得られる還元型ビタミンも存在しますが、全てのビタミンとミネラルがこれに当てはまるわけではありません。

新鮮な栄養素を取り入れるに越したことはないのです。

プロテインを美味しく飲む方法

賞味期限が切れたプロテインは本来の効力を発揮することができず、味や風味も格段に劣化されることが懸念されます。保管状態や賞味期限を気にしつつ、美味しく飲むのが理想と言えるでしょう。そこで、次からはプロテインを美味しく飲む方法を紹介します。

牛乳や豆乳で割って飲む

液体に混ぜて飲むことが推奨されているプロテインは牛乳や豆乳で割って飲むのがおすすめです。元々牛乳と大豆を原料とする訳ですから、相性はもちろん良いと言えます。

飲む際の注意点としては牛乳などに混ぜた際はダマになりやすく、しっかりとかき混ぜる必要があります。専用のシェイカーなどを利用して、振って混ぜる飲み方やミキサーなどを使うと飲みやすくなります。

ジュースで割って飲む

こちらも一般的な飲み方ですが、ジュースで割って飲むのもおすすめです。プロテインの風味との相性もありますが、できるだけ組み合わせの良いものを選ぶと風味が損なわれることがありません。スポーツドリンクなどもトレーニング後の栄養と水分補給に最適です。

炭酸などで割る際には、炭酸の泡に粉が混ざり表面上に浮いてしまってしっかりと混ざり合わないこともあるので注意が必要です。シェイカーで振る際には炭酸が吹き出る恐れがあるので、ジュースを注いだ後にプロテインをサラサラ流し込んでストローでかき混ぜると良いでしょう。

賞味期限内に飲み切れるように計画しよう

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プロテインを購入する人は長期的なトレーニングなどの計画を立てている人が多いと思われます。そのため、すぐには使い切れない量のストックを抱え、毎日消費することを考えていることでしょう。

トレーニングの計画はもちろん重要ですが、プロテインの効力が失われない賞味期限内での利用も大切です。プランを無駄にしないためにも、プロテインは賞味期限内で飲み切れるように計画を立てましょう。