自家栽培したアロエを使って「健康と美肌」をゲット!栽培の基本を徹底解説

自家栽培したアロエを使って「健康と美肌」をゲット!栽培の基本を徹底解説

小さいころ火傷や虫刺されしたときに、アロエの葉を持ってきて半透明の葉肉を塗った経験はありませんか?昔からアロエは「医者いらず」といわれてきたほど、民間療法では優れているとされてきました。ここではそのアロエの驚きの効果の数々や、すぐに使えるためのアロエの栽培方法を余すところなく紹介していきます。


アロエの栽培法とは

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アロエの栽培方法を「露地(ろじ)植え(地面に植える場合)」と「鉢植え」の場合に分けて紹介していきます。どちらもポイントは「水のやり方」と「越冬方法」の2点。

乾燥を好むので水をあげすぎないようにする、低温が苦手なので冬の間守ってあげるというものです。乾燥に強いアロエならではの越冬方法も面白いので、ぜひチェックして元気なアロエをたくさん育ててみてください。

アロエの基本的な栽培方法

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アロエは葉に多くの水分を含む多肉植物の仲間です。そのため乾燥に強く水やりなども頻繁にしなくてもしっかり育ってくれる育てやすい植物といえるでしょう。肥料も多くは必要としません。

初心者でも、最低限のポイントさえ押さえておけば失敗することなく大きく育てることができます。

露地植えの場合

路地植え(直接庭などの地面に植える場合)は、日光を十分に浴び色が少し白っぽく育ちます。(逆に室内で育てられたアロエは淡目の緑色になります)。葉と葉の間も狭く、厚くて短い葉になり、茎も太目になるのが特徴です。

鉢植えとは違い、広い用土に大きく根をはり大きく成長してくれます。そしてもともと水分をあまり必要としないアロエの水やりが、土が水分を調整してくれるため手入れが簡単になるのが嬉しいところです。

育てやすいアロエの路地植えですが、1点気を付けたいことがあります。それは冬の対策です。アロエは寒さが苦手なので越冬のために対策をしてあげることを忘れないようにしましょう。

植える時期、植替えの時期と植える場所

アロエを植える時期は成長期であり、苦手な冬までにしっかり成長することができる春から(4月~9月の期間)になります。はじめてアロエを育てる方は失敗が少ない春植えがオススメです。

アロエは成長が早いので、他の植物の邪魔になってしまわないようある程度周りから離して植えつけます。

植える場所は日当たりが良く、水はけも良い、北風の当たらない場所を選びましょう。どれも重要な要素なのでしっかり選んでみてください。

使う土

アロエは基本的に市販されているサボテン用の用土や他肉植物用の用土でしっかり育ってくれます。

その他の土で考えた場合、水はけが良い土が適しているため「赤玉土」、「腐葉土」、「川砂」、「ピートモス」などを混ぜて使っていただいても構いません。おうちにあるよという方はこちらでOKですし、サボテン用土と半々で混ぜ合わせるなどしてもいいでしょう。

露地に植える場合の手順

1. 植えつけたい場所に穴を掘る
2. アロエの苗の根を広げながら穴に入れる
3. アロエ用の用土を根の隙間を埋めるように優しく根元まで入れる
4. 苗が倒れないようにさらに用土を追加して完成

アロエは成長が早く、大きく根をはるので周りの植物からある程度離して植えつけましょう。
挿し木や株分けで増やす場合もアロエ用用土を準備してください。

鉢植えの場合

温室育ち(室内で育てている場合)のアロエは色が淡い緑になります。また葉と葉の間が広く、茎も細目なアロエになります。観賞用としてはかわいい感じですね。

路地植えのアロエに比べて手間がかかってしまいますが、温度管理や光量の調節などがしやいので枯らしにくく初心者にはオススメです。

アロエの鉢ごと移動させることがあるので、あまり大きめの鉢だと持ち運びが大変になってしまうので注意しましょう。

果肉を食べたいときに室内から収穫してすぐに食べられるのもスムーズでいいかもしれませんね。

植える時期、植替えの時期と置く場所

植える時期は、路地植えの場合と変わりません。アロエの成長期である春から植えます(4月~9月)。

置く場所は1年を通してよく日光が当たる場所を選んでください。半日陰でも大丈夫なのですが、茎が細くなってしまったり、下葉が枯れてしまうなどの症状が出ることがあります。その場合は、より日が当たる場所に移動してあげてください。

また温室育ち(色が緑色)の苗を買ってきた場合、いきなり強い日光に当ててしまうよりもカーテン越しの日光から初めて徐々に強い日光に当てるようすると、上手に成長します。

鉢を日光を浴びさせるためなど屋外(玄関など)に置いている場合でも、霜が降りるような場合は、室内に移動してあげてください。何度か霜が付いてしまうと枯れてしまいます。

植え替えは最低でも2年に1度が目安になります。可能なら1年に1度植え替えましょう。土壌の改善を行うことでアロエを若返らせることができます。植え替えの際は、1回り大きめの鉢を用意してください。時期は5~9月の生育期に行います。

使う土

サボテンは成長が早く根を多くはるので、やや大きめの鉢を用意しましょう。鉢に水はけのよい用土を入れ植えつけます。

用土も地植えと変わりません。基本的には市販されているサボテン用の用土や他肉植物用の用土でよく育ってくれます。

その他で考えた場合、水はけが良い土が適しているので「赤玉土」、「腐葉土」、「川砂」、「ピートモス」などを混ぜて使っていただいても構いません。おうちにあるよという方はこちらでOKですし、サボテン用土と半々で混ぜ合わせるなどしてもいいでしょう。

鉢に植える場合の手順

1.やや大き目の鉢の底穴を網と小石等でふさいでおく底に穴の空いていない鉢でも生育OK(葉に水分を蓄えられるため)
2. ごろ土(鉢底石)を鉢の深さの1/4の高さまで敷き詰める そのあとに用土を少し入れる
3. アロエの苗の根を指で広げながら鉢に入れる
4. 用土をアロエの苗の根元まで入れる 根の間を埋めるように優しく敷き詰める 割り箸を使うと簡単
5.根の間に用土が入ったら更に用土を入れ、鉢のふちから2cmほど下のあたりまで入れる 鉢を持ち上げ地面に数度優しく当てて安定させる
6.鉢の穴から水が出てくるまで水をあげる 穴が空いていない鉢の場合はやや少な目に水をあげる

肥料の種類と与え方

アロエなど多くの多肉植物は腐葉土を入れている用土を使っていれば、肥料について考えなくても育ってくれます(1年に1度植え替えをすればさらに良い)。

しかし、アロエは成長が早いため成長時期に肥料が足りなくなるとも。また養分のある土を使用していなかった場合は、肥料が必要になります。

アロエの肥料としては「有機肥料」がオススメです。もちろん化学肥料でも問題はありません。しかしアロエは食べたり飲んだりする場合があります。その場合は、油粕や鶏ふん、たい肥などの有機の肥料にしたいところです。

アロエなどの多肉植物の肥料にはゆっくり長く効くタイプの肥料が向いています(牛糞たい肥など)。

肥料の与え方

・明らかな栄養不足を感じる場合
生育期(4月~9月)に10日に1度液体肥料をアロエに与えるか、置き肥を1か月に1度、株もとに置きます。

・用土に養分のない場合
植え替え時に肥料を土に混ぜ込むか、鉢底に置きます。

アロエはもともと肥料を多く必要としない植物です。少量ずつ与えてあげるだけで十分ですので、覚えておきましょう。

水の与え方

アロエは多肉植物の仲間です。そのため葉に水分を蓄えられるため、水不足で枯れてしまうことはほとんどありません。
毎日水やりをするのではなく、土の表面をよく観察し乾いていたらあげるようにしましょう。

アロエの基本的な水の与え方

アロエはもともとアフリカ大陸などが原産国なので、乾燥には強い植物といえます。少々水やりを忘れて土が硬くなってしまった状態でもすぐに枯れてしまうわけではありません。

逆に、アロエを枯らしてしまうのは「水のやりすぎ」による根腐れです。水やりの方法を注意してあげましょう。鉢植えの場合は根腐れを起こしやすくなります。水やりの後、鉢の受け皿にたまっている水は捨てるようにしてください。

季節ごとの水の与え方

(春・秋の水の与え方)
基本的に1週間に1度程度が目安。天候により調整する際、わかりやすい考え方を紹介します。

「晴れの日が5日あれば1回の水やり」と決めておき晴れの日を数えれば、雨の日や曇りの日があった場合水やりまでの期間を延ばす考え方が簡単です。参考にしてみてください。

鉢植えの水やり回数>路地植えの水やり回数となります。路地植えの場合は土が水分を調整してくれるためです。

(梅雨明け頃~夏の水の与え方)
基本的には毎日水を与えてください。天候などにより土が乾かない場合は日にちをあけたほうがいいでしょう。

水を与えるタイミングにポイントがあります。それは「夕方に水を与える」ということです。朝に水を与えると土の中の水分が暑くなりすぎてアロエの根を炒めてしまう可能性があるためです。路地植えのアロエの場合は特に気を付けてください。

水の与え方も注意したいのが、葉には水をかけないようにするということです。葉と葉の間に水が溜まってしまうと、温まってしまった水で新芽を腐らしてしまうなど、アロエを痛めてしまうことになります。

(冬の水の与え方)
基本的には、アロエは冬は成長しない休眠状態なので、水やりはほどんど必要ありません。特に路地植えの場合は、水をあげずにいたほうが寒さによく耐えるようになります。乾燥気味に育てたいので、1週間に1度程度、表面が軽く湿る程度に抑えましょう。

アロエの病害虫とは

基本的にはアロエは害虫が付きにくい植物です。

しかし、成長期に有機肥料を施した際に虫が発生してしまうことがあります。考えられる害虫はカイガラムシやアブラムシです。有機肥料の養分が消える秋の終わりごろや冬などは害虫の心配はありません。

アブラムシやカイガラムシ(小さな白い虫)が葉についている場合は、見つけ次第除去してあげましょう(歯ブラシなどでこすれば取れます)。

越冬方法

アロエはたいへん育てやすい植物ですが、低温(氷点下の温度)にはたいへん弱い植物です。

霜が当たってしまったり、何度も氷点下になる環境にアロエを置いておくとアロエは枯れてしまいます。そうならないために越冬の対策を知り、しっかりアロエを守ってあげましょう。

越冬の基本

アロエの原産地はアフリカ大陸という高温で乾燥した環境なので、低温には対応できません。

またアロエは乾燥に耐えるために葉に水分を蓄えている「多肉植物」です。その葉に蓄えている水分が低温に弱い原因にもなっています。なぜかというと、気温が氷点下になった場合(厳密には氷点下2度)、アロエの葉の水分が凍ってしまうからです。葉の水分が凍るとアロエの細胞が破壊されてしまい枯れてしまいます。

霜、雪、氷点下の気温に何度もさらされることの無いよう、室内に取り込むか気温の低下から守るための物を設置してあげることが必要です。

露地栽培の場合の越冬方法

越冬のための準備は「霜の降りる前」に必ずしておきましょう。霜にあたってしまっても枯れてしまいます。

温室や加温装置があれば問題ないのですが、一般的には難しいでしょう。その場合は、アロエをムシロ(麻などでできた天然素材のもの)や寒冷紗(かんれいしゃ)(トンネル状にかける園芸資材)などをかぶせておく方法をオススメします。

この時アロエの葉が茶色になってしまいびっくりされるかもしれませんが、春にはまた緑色に戻りますので安心してください。

寒冷地ではアロエを囲むように板や発泡スチロールなどで風をよけたり、開閉可能なビニールの天井を貼るなどします(天気の良い日は天井を開いて外気に触れさせましょう)。寒冷地では越冬のための保護に手間がどうしても多くかかってしまうので、路地栽培ではなく鉢植えにしたほうが効率出来でしょう。

鉢植えの場合の越冬方法

鉢植えの場合は冬は室内に入れておきましょう。

晴れた日の日中は外に出して外気に触れさせます。室内で置いておく場所は、気温差の少ない(夜間でも低温になりにくい)、日中よく日が当たる場所が好ましいです。

アロエ株を乾燥させる越冬方法

寒冷地での路地植えアロエの越冬法として、乾燥させる方法もあります。これは乾燥に耐えられるアロエならではの越冬方法です。

① 11月ごろからアロエの用土を乾燥させておく(水やりをやめるか控えます)
② 株を鉢から抜き出す 根を炒めないように中止ながら土をよく落とす
③ 大きめの紙袋に入れてなるべく暖かく風通しの良い場所(凍りつかない場所)に吊り下げるなどして保管する
④ 4月になったら、土におろす

保管していると葉が柔らかくなりますが、土に植えつけるとまた根をはり成長してくれます。

花を咲かすための条件とは

キダチアロエは冬から春にかけて真っ赤な花を咲かせます。しかしアロエの花を見たことがなる方は少ないかもしれません。花を咲かせるためには下記のような条件が必要になります。

・日中よく日が当たること
・アロエの株の丈が30㎝~50㎝、茎が2㎝~2.5㎝くらいのサイズになっていること
・夏の間(7月下旬~8月中くらい)の40~50日間断水すること
・肥料にカリウムやリン酸を与えること

まとめると、ある程度の大きさになっているアロエの約1か月間の断水を気を付けてあげると花を咲かせやすくなるということです。

夏にはもともと雨が少ないので気を付けなくても路地植えのアロエが花をつけるということもあります。

アロエの花が終わった後は根元からしっかり切り取ってあげましょう。

アロエの花の時期は冬~春と長く、他の花があまり咲かない時期ということもあり大変見ごたえがあります。身体によいアロエですが、観賞用としても楽しむことができます。

アロエの株の増やし方と仕立て直しの方法

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アロエは株の増やし方も樹形の調え方(仕立て直し方)も手軽で簡単です。抑えるポイントを見ながらすぐに覚えていただけると思いますよ。

しっかりアロエを健康のために取り入れていこうを思われる方は、この部分を上手に活用するといいアロエを効率よく採取できるはずです。

株の増やし方とは

アロエは比較的株を増やしやすい植物です。増やし方は挿し芽と株分けの2種類の方法があります。

株を増やすのに適した時期としては春から(4月~9月)の成長期の間です。

挿し芽を使う方法

① もともとの親株の根もとや茎に生えてきた芽(長さが15㎝~20㎝くらいに伸びたもの)を切り取る
② 約1週間、切り口を乾燥させる
③ 芽を用土に植え、倒れてしまわないように支柱を立てる

アロエの植え替えの時期など気にせずに手軽に株を増やしたい場合は挿し芽がオススメです。

株分けによる方法

植え替えの時期に限定されますが、失敗が少ないのが株分けによる株を増やす方法です。

① 植え替えの際、親株の周りにできた子株をナイフなどで切り離す
② 子株の切り口を乾燥させる
③ 乾燥でしたら用土に子株を植える
※約1週間は根が安定していないので水やりを控えましょう

水やりのタイミングさえ気を付けておけば、簡単にどんどんアロエを増やすことが可能です。

挿し木による方法

挿し木を行うのは「仕立て直し」(丈が長くなって切る)した場合や葉を下のほうから使ってしまい根から葉までの間隔があいてしまった場合などです。

挿し木の手順は以下のようになります。

① 葉の下10㎝くらいの部分の茎を直角に切り取る
② 切り取った上の部分を約1週間乾燥させる
③ 乾燥したらアロエの用土支柱を立てて倒れないように植えつける

約1週間は根が安定していないため水やりを控えましょう。

株の仕立て直しの方法

アロエは成長して大きくなってくると、下の葉が落ちて樹形がおかしくなってしまったり、成長が早いので葉や株が込み合ってきてしまいます。そんな場合にすべきことがアロエの「仕立て直し」です。春から(4月~9月)の時期に行いましょう。

① アロエの上のほうから約30㎝の茎を切り取る
② 切り取った上部は切り口を乾かして挿し木する
③ 残った下部は新芽が出て切るのでそのままでOK

キダチアロエの仕立て直しの手順

① 株分けをする
② 子株を約1週間、乾燥させて植える
③ 元の大株の上部約30㎝の部分を切り、約1週間乾燥させて挿し木する

挿し木する部分の葉は取っておきましょう(約15㎝)。

アロエベラの仕立て直しの手順

①株分けする
②大株の不要な葉などをきれいに取り除く
③分けた子株、大株の根を短く切り約1週間乾燥させる
④切った部分が乾いたらそれぞれアロエ用土に植える

アロエベラの仕立て直しは根を切るのがポイントです。

アロエを摂取した時の効果の数々

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アロエは健康や美容に大変効果が期待できる植物なんです。おばあちゃんの知恵などのようなただの民間療法ではなく、効果も医学的に実証されているものも多いので安心して効果を期待できます。(薬事法の規制対象になっているほど)

ここではアロエの約100種の有効成分のうち、代表的なものがどのように働き、どのような効果が期待できるかを実際の例を挙げて紹介していきます。

整腸効果

アロエに含まれる多糖類(アロインなど)は腸内の善玉菌をサポートする効果があります。

悪玉菌が多くなってしまうと腸内の善玉菌とのバランスが崩れ、腸内環境が悪化してしまいます(便秘など)。アロエを摂ることで、アロエに含まれる多糖類が善玉菌をサポートし、腸内環境を整えてくれるので整腸効果が期待できるというわけです。

便秘改善効果

整腸効果でも紹介したアロインという成分は、アロエ独自のものです。そして、アロインを構成する成分で最も高い含有量となっているバルバロインという成分は、下剤作用がある成分として薬事法で定められています。

アロインは臓器を充血させてしまうので、妊娠中の方や月経中の方などは使用を控えましょう。また長期的な服用も避けてください。

アロイン以外でも、アロエの果肉に含まれる栄養素が便秘改善に役立ってくれます。セルロース、キシロースなどの多糖類は腸内の水分量の調節・善玉菌の繁殖させる働きがあります。また、便秘改善に有効なミネラル(カリウムや亜鉛など)も多く含んでいます。

それぞれが複合的に働き便秘の改善に効果を発揮するのです。

血流改善効果

アロエは、アロイン(アロエ独自の成分)、アミノ酸、アロエマンナン(アロエのネバネバした部分で抗腫瘍作用がある)などの成分が含まれています。これらの成分は新陳代謝を活発にしてくれ血行を良くする作用があるので、血流改善効果が期待できます。

免疫力向上効果

アロエ(キダチアロエとアロエベラの両方)に含まれる成分としてアロミチンというものがあります。

アロミチンは抗がん作用や抗腫瘍作用、抗ウイルス作用が期待できます。そのため免疫力の向上に効果があるといえます。

ダイエット効果

アロエに直接脂肪を燃焼させる効果があるわけではないので、食べることで必ず痩せるというわけではありません。

しかしアロエには新陳代謝を高める効果がある「アロエマンナン」が含まれています。アロエマンナンはアロエの葉肉に含まれるネバネバした部分です。

また「アロイン」という成分は腸内環境を整え便秘改善に効果があります(臓器の充血作用があるため、ダイエット効果を期待してアロインの過剰摂取はやめてください)。

そして、アロエには自律神経のバランスを整えてくれるという効果もあります。自律神経を調えることで便秘や倦怠感を和らげてくれ、ストレスで食べ過ぎてしまうことなどの抑止になってくれます。

これらの相乗効果でダイエットに効果があるといえるのです。

健胃効果

アロエベラとキダチアロエでそれぞれ胃にもたらす効果があります。

アロエベラの場合は「胃の表面の炎症を抑える効果」と「胃酸から粘膜を守る効果」(ムコ多糖類)、キダチアロエは「胃酸の分泌を促進する効果」(アロエウルシン)です。

アロエの効果を胃のために出したいときは、アロエジュースがオススメ。胃の粘膜に直接作用するので健胃効果が出やすいのです。

アロエベラは胃酸が出すぎて辛い(胃潰瘍などの潰瘍性の疾患)場合に、胃薬の代わりに使うことができるほど効果があります。またキダチアロエは胃下垂(いかすい)など胃の動きが鈍くなってしまっている場合に効果があります。

2種のアロエの効果が真逆になっているので、自分の胃の症状を見極めて服用(ジュースを飲む)するようにしましょう。間違えてしまうと症状が悪化してしまうので気を付けてください。

二日酔い改善効果

アロエの構成する主な成分であるアロエチンの効果に「解毒作用・消毒作用」があります。この作用が肝臓の解毒作用の機能を助けてくれることで、肝臓の負担を軽減し二日酔いの症状を改善してくれます。

さらにアロエチン以外にもアロエには二日酔いの改善に役立つ成分として「ビタミンやミネラル、アミノ酸」などが多く含まれています。この豊富に含まれる栄養成分がさらに肝臓の機能を助け、代謝を活性化してくれます。そのため肝機能が弱まり血中に流れてしまったアセトアルデヒドを分解・排出でき、二日酔いに効果を期待できるのです。

アロエを摂取するとともにに水分などもしっかり取り入れるなどし、二日酔いの改善に取り組んでください。二日酔いで食欲のないときはアロエのしぼり汁を水に入れて飲むこともオススメです。

二日酔いだけではなく、普段からお酒をよく飲まれる方は、肝機能を守るために、アロエを習慣的に摂取するようにしてもいいでしょう。

火傷や傷の修復効果

火傷や傷の修復効果のあるのはキダチアロエに含まれる「アロエウルシン」という成分です(アロエベラには含まれていません)。

アロエウルシンは、皮膚組織の細胞を回復させて再形成を促す効果があります。そのため火傷(日焼けなどの軽度なもの)や傷などに塗ることによって修復に効果が期待できます。また、その他のアロエに含まれる成分として、ビタミンCや多糖体なども皮膚の回復に効果があります。

アロエウルシンはキダチアロエの葉肉のヌルヌルとした半透明の部分に含まれています。軽度の火傷の場合などはそのまま生のアロエをつければOKです。

しかし、皮膚の皮が破れている場合の火傷や傷にそのままアロエをつけてしまうと感染症の恐れがあります。その場合は、アロエを熱湯につけて消毒するか、鍋で煮沸して消毒をしてしっかり冷ましてから傷につけましょう。

殺菌・解毒効果

アロエを構成する主成分であるアロエチンには優れた殺菌・解毒効果があります。

消毒したアロエを傷に塗ることで化膿をおさえたり、吹き出物の治療などに効果が期待できます。

美肌効果

アロエには女性に嬉しい効果として「美白効果」もあります。これはアロエチンがメラニン式をの沈着を予防する働きがあるためシミ、そばかすなどの予防になるためです。殺菌効果も期待できるためニキビ・吹き出物予防にもなります。

またアロエには、保水作用・代謝の活性化作用があります。そしてアロエを食べることで腸内の正常化され、豊富な栄養素(ビタミンC、コラーゲン合成の活性化させる成分)も助けになってくれるなど複合的に美肌に大変効果がある植物だといえます。

利用方法としては、直接食べる方法以外で手軽にできるものとしてアロエ化粧水やアロエ風呂などが挙げられます。

アロエとは

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ここまで見てきた素晴らしいアロエですが、原点に立ち返りアロエとは「どんな植物」で「日本の代表的なアロエはどんなものか」ということをしっかり掘り下げてみていきたいと思います。

また気になるアロエの有効成分についても堀さげて効果を確認していきましょう。アロエについて親近感がわき、どのアロエが自分に合う利用方法を考えることでアロエを栽培したい気持ちになるかもしれませんよ。

アロエの歴史

アロエの歴史を見ていくと、思っていた以上に昔からその効果を実際に使われてきたことがわかります。はじめのころの歴史は誰でも知っているような部分にアロエが登場するので興味深いですよ。

以下に簡単にまとめています。
・紀元前1500年頃(約3500年前) ピラミッドの中からミイラとともに発見された書物(パピルス)にミイラの防腐剤に使用
・紀元前330年頃(約2300年前)アレキサンダー大王が兵士の傷薬などのために栽培
・紀元前30年頃(約2000年前)クレオパトラが化粧水に入れて使用

アロエについて詳しく記述があったのは紀元前1年の「ギリシャ本草」です。皇帝ネロつきの医者ディオスコリデスが書いた薬物の本にアロエが登場します。この時代からアロエが薬として重要だったことがわかります。

それからアロエの原産地のアフリカがある地中海沿岸から世界各地に広がっていきます。

 日本でのアロエの歴史

日本にアロエが入ってきたのは、鎌倉時代(1185年~)か室町時代(1338年~)だとされています。この時入ってきたアロエはなじみのあるキダチアロエやアロエベラではなく「ケープアロエ」でした。

江戸時代初期(1603年~)にはキリスト教の宣教師によりキダチアロエが日本に入ってきており、アロエが薬として利用され始めています。宣教師の布教とともにアロエも全国に広まったとされています。

アロエの特徴

共通するアロエの特徴としては、見た目が「厚くて大きな多肉質の葉にギザギザのトゲがある」とうことです。全体に香りがあり、味は(葉の皮が特に)苦みが強いのも特徴といえます。

また種類が多いことや(100種以上)、医者いらずといわれるほど効能が多くあること、また栽培しやすいということも特徴として挙げられます。

日本で一般的なアロエとその用途

日本でよく家などで栽培されているのを見られるアロエは「キダチアロエ」と「アロエベラ」、「ケープアロエ」などです。このほかにも観賞用として多くの種類のアロエが販売、栽培されています。

キダチアロエとアロエベラ・ケープアロエは食用・薬用としての役割も大きいです。ほかのアロエは基本的には観賞用となります。温暖な地域では庭先に観賞用に植えたり、大きくなるため垣根(伊豆半島南部)としても利用されています。

キダチアロエ

キダチアロエは日本の環境にもあっているため、家庭でよく栽培しているのを見かけます。最もポピュラーなアロエといっても過言ではありません。そのキダチアロエの特徴を以下に紹介します。

・日本で江戸時代からよく栽培されてきたアロエで最も普及している(薬用、食用、観賞用など)
・葉が細目で強い苦みがあるのが特徴(薬効のためには苦みのある皮ごと食べたほうは効果的)
・別名医者いらず(薬効、期待できる効果が多数ある)
・根元から子株が出て木が立っているように成長する(和名:木立アロエ)、花は赤色
・民間療法として虫刺されや火傷によく使われてきた
・中のゼリー質の部分は比較的取り出しやすい(粘り気が少なめなので)

アロエベラ

アロエベラもキダチアロエと並び、日本ではポピュラーなアロエです。キダチアロエに比べて苦みが少なく食べやすいので食用としても人気で多く使われています(ヨーグルト、ジュース、砂糖漬けなど)。以下、アロエベラの特徴を紹介します。

・茎が短いか、もしくはなく地面から葉が立ち上がっている
・葉に厚みがあり葉肉も多い(食べられる部分が多い)
・キダチアロエよりも寒さに弱いので温室・室内での栽培に向いている
・キダチアロエとの成分や効能に大きな違いはない
・キダチアロエと比べて成分量が少なめなので穏やかに効果がでる
・キダチアロエよりも成長が早いの食用や薬用に多く使いたい場合はアロエベラが向いている

ケープアロエ

日本ではあまり聞かない名前のケープアロエですが、南アフリカではメジャーなアロエでコインのデザインにもなっています。特徴としては以下のようになります。

・葉が厚く、とげが硬い。高さが6mにも成長しオレンジ色の花が咲く
・挿し木や株分けは不可 趣旨で増える
キダチアロエよりも15倍の苦みがある
・薬局方でいわれる「アロエ」はケープアロエを指す

ケープアロエの期待される効果の種類はその他のアロエ(キダチアロエやアロエベラなど)と大きな違いはありません。しかし薬効効果がほかのアロエよりも高く、健胃や便秘の薬として使用されています。効果が高いことから、始めは少量から試していくことがオススメです(摂取量の目安として粉末の場合1日0.5~1g)。

(ケープアロエの粉末の作り方)
葉を傷つける➡葉から出てくる汁を乾燥させる➡粉状になったものを水やぬるま湯などで飲む
適量を超えてしまうと副作用として下痢・腹痛を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

アロエの体に有効な成分

アロエには体に有効な成分が大変多く含まれ、それぞれが複合的に働くことで多くの効果が期待できます。医者いらずといわれるゆえんですが、気を付けたいこともあります。

それはアロエだけでは病気や疾患、傷の治癒が完全にはできないということです。アロエのみにと寄ってしまうのではなく、アロエは治癒の補助、病気の予防という立場で使うことが重要といえるでしょう。

含まれる成分が多いこともあり未知数の部分もありますので、過剰摂取などにより体に異常を感じた場合は医師の診断を受けるようにしてください。妊娠中、生理中の女性の方は使用しないようにしましょう。

植物系フェノール系成分とは

主な成分は以下の通りです。
アロイン、バルバロイン、アロエエモジン、アロミナン、アロエウルシン、ホモナタロイン、アルボランA・B など

植物性フェノール系成分はアロエの葉の皮に含まれれます。このなかでも、アロインはアロエを構成する成分の主成分です。アロインなど植物系フェノール成分は下剤・沈痛、酵素の活性抑制、細菌の繁殖を防止するなどの効果が期待できます。

多糖類系成分とは

主な成分は以下の通りです。
アロエマンナン、D-グルコン酸、D-マンノウロン酸 、D-マンノース、ムチンなど

多糖類系成分はキダチアロエよりもアロエベラのほうが含有量が多くなっています。山芋やオクラなどのネバネバした成分で、優れた保水力を持っていることが特徴です。

そのため、美肌効果が期待できます。そのほかではコレステロール・血糖値の低下や血流改善、細胞の活性化や抗がん作用などにも期待が寄せられています。

その他の成分とは

主な成分としては以下の通りです。

葉緑素、サポニン、タンニン、アミノ酸、有機酸 植物ホルモン、芳香性成分、ミネラル類、シュウ酸カルシウム 、ビタミン類では、A、B1、B2、B6、B12、C、E、パテント酸、葉酸など

この中で注目したいのがサポニンです。サポニンはアロエベラのみ含まれす成分です。大豆にも多く含まれるサポニンですが、ダイエットに効果があると注目されています。抗酸化作用、血中の脂質を排出、コレステロールの上昇を抑制、中性脂肪の蓄積を抑制などダイエットや動脈硬化の予防にも期待されています。

またアトピー性皮膚炎への効果も検証中とのことなので、目が離せません。

そのほかではアミノ酸類や多種のビタミン、ミネラルが含まれているのも特徴です。

これらの多くの成分すべてが単独ではなく、お互いに関連しあいアロエの効能を作り上げています。

栽培したアロエを使って「健康と美肌」を実感

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アロエは大きな失敗(低温にさらす・日当たりが悪いところに植えるなど)をしなければ、たいていすくすくと大きく育ってくれます。そして食用(ヨーグルトに混ぜる、ジュースにする)や外用(塗る、お風呂や化粧水に入れるなど)したい場合でも、簡単に増やすことができるので、大変便利な植物です。

そして、アエロ効果はたいへん多岐にわたります。健康全般から美肌まで、広く有効な成分が多く含まれています

手軽に室内での栽培から初めて、アロエの種類を考えたり注意点をおさえながらアロエを活用し、健康と美肌をぜひ実感してみてください。日々の健やかな体づくりのためにオススメです!

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